料理のプロが教えるクミンの効能と使い方

ウッドデーブルと木の器に入ったクミンホール

こんにちは。
オーガニックリライフ講師の櫛山です。

本日は『クミン』について解説していきます。

そう、カレーを作る時に使われるスパイスで有名ですね。これが入っていたら、『あ、カレーだ』と思う香りです。

パッと見てキャラウェイシードと区別がつきませんが、全くの別物です。よく間違えて使ってしまったものです(^^;

私の友達のスリランカ人はみんなクミンの匂いがします\(^-^)/母国料理にいつも使うのでしょうか。食べる物が体臭に影響する事は少なからずあると思いますが、逆に彼らからしてみたら日本人はどんな匂いがするんでしょうね。

醤油?味噌?納豆?(笑)

少なくとも日々の食生活が色んな形で身体に現れます。いつも記事を見てくださっているあなたはもうご存知でしょうが、クミンも身体に良い色んな効能があります。

この記事ではクミンの効能と、調理法ごとに使い方をみていきます。あなたの料理の引き出しが少しでも増え、日々の食生活がより豊かになれば幸いです。


それではいってみましょう!

ブログでは料理についての様々な情報を公開しております。

家で比較的簡単に実行できて、楽しくなる料理のアイデアです。

ぜひチェックして頂けると嬉しいです♪

 

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料理のプロが教えるクミンの効能と使い方

白い小鉢に入ったクミンパウダーとクミンパウダー

さて、早速クミンをみていきます。

エスニック系の料理によく使われ、地中海・中東・中央アジア・南アジアなどのお料理でよく用いられます。ガラムマサラなどの混合調味料にはクミンが絶対入っていますね。

スーパーでもクミンシードとクミンパウダーがスパイスコーナーに必ず置いています。お肉をマリネしたり、ソースやドレッシングに加えたり、煮込み系に入れたり、パンやお焼き菓子に入れたり、使い方は自由なのです。

なので比較的使いやすいスパイスと言えます。

では次に効能をみていきましょう♪

名称
クミン

原産地
地中海沿岸

科名/属名
セリ科/クミン属

栄養/成分
私は主に抗炎症・鎮痛・強壮・ダイエット・抗酸化・貧血対策目的でクミンを食べます。

まず香気成分として主にクミンアルデヒド、γ-テルピネン、β-ピネンを含みます。

『クミンアルデヒド』が一番多く含まれており、効能として抗炎症・鎮痛・強壮・免疫賦活(ふかつ)・駆風(くふう)作用などがあります。『kala jeera』というブラッククミンに限り、抗発がん成分を持ちます。

『γ-テルピネン』は抗ウイルス・抗感染症・抗炎症・抗菌・抗真菌作用に呼吸器系の症状軽減、静脈強壮、鬱滞除去作用によりむくみなどを軽減します。

『β-ピネン』は抗酸化・抗炎症・抗菌・鎮痛作用などがあります。

また、『植物ステロール/ファイトステロール』というファイトケミカルの一種が、コレステロールの腸での吸収を抑制し悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす役割があります。

ファイトケミカルとして、

『リモネン』は抗酸化・抗菌・抗ウイルス・抗がん用・抗アレルギー・鎮静・血行促進・胃腸の蠕動運動促進(消化・食欲増進)・抗結石・組織再生・肝臓強壮、腎臓機能促進を、

『チモール』は抗炎症・鎮痛・殺菌・殺虫・収斂作用があります。

栄養成分としては、ビタミンA・B群・C・E・K・カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分・ナトリウムなど、多様な栄養素が含まれます。鉄分が豊富に含まれ貧血予防にもなります。

注意

妊娠中・授乳中の女性は摂取を避けた方がよいです。セリや他の成分にアレルギーがある人は摂取を避けましょう。

用途
国によって使われ方は違いますが代表的なものがカレーのスパイスに使われます。他には魚介類やお肉の香りづけ、ソース、マリネ、炒め物、煮込み料理、臭み消しなどにも使われます。

保存
種子なのでシリカゲルなどの(乾燥剤)と一緒にして冷暗所にて保管しましょう。

熱を加える  クミン

さて、それでは使い方を実際にみていきましょう。

熱を加えるパターンと加えないパターンで分けて深堀りしていきます。
世界の料理での使われ方も一部ですが合わせてみていきます。

※ハーブやスパイスの基本的な使い方として、『料理のプロが教えるハーブやスパイスの使い方と入れるタイミング』の記事でもご紹介しておりますので、よろければこちらもご覧ください。

 

フライパンでハーブソテーされたエビ


・炒める

クミンを食材と炒めるだけです。クミンホールは最初に油だけで炒めてあげると香りが立ちやすくなります。私はニンニク・生姜・クミンをセットで弱火で火入れし、油に香りを移す作業をします。

・『Fajita_ファヒータ』/メキシコ合衆国料理
:玉ねぎ・パプリカ・牛肉(鶏肉、豚肉、魚でもOK)などをクミン・胡椒・唐辛子・ハーブと炒め、トルティーヤで包んで食べる料理です。暑い国なので香辛料が盛んに料理に使われますね!

 


・焼く(直火・炭火・炙る・ロースト・グリル・煎る)

お肉をローストする時、クミンパウダーを塩・胡椒と一緒に擦り込みます。一味違ったアクセントになって美味しいですよ♪パウダーは香りが強いので使う際は少なめにしましょう。

お魚は素材自体の香りが弱いので、クミンパウダーを使う場合は忍ばせる程度に少量使うと良いでしょう\(^-^)/

・『Shawarma _シャワルマ』/ レヴァント地方の料理
:クミン・コリアンダー・カイエンヌペッパー・胡椒・他などでマリネされた子羊肉、鶏肉、七面鳥肉、牛肉、仔牛肉などの塊肉を鉄串に刺してグリルする料理。

食べる時は塊肉から切断され、余った肉は回転する串で熱せられる。日本ではトルコ料理のドネルケバブが有名ですね。ギリシャのギロピタもドネルケバブから派生したものです。

サラダや他の付け合わせと共に提供されたり、薄いパンで巻いて食べる事もあり様々。

 

・揚げる

揚げる食材にクミンパウダーを刷り込んで揚げます。パウダーを刷り込む場合は少なめに。クミンホールを使う場合は、揚げ衣に混ぜます。食感と共に良いアクセントとなります♪

お肉・お魚・お野菜、どれでも合いますよ\(^-^)/

・『Empanada_エンパナーダ』/スペイン王国料理
:スペイン・ポルトガルが発症とされており、クミン・胡椒・ハーブで調味したお肉をお野菜と炒めたものをパン生地に包んで揚げたお料理です。この作り方はほんの一例で、国ごとに色んな具材、大きさのエンパナーダがあり多種多様です。
 

 

 

器に盛られらピカディージョとお米
ピカディージョ

・煮る

クミンはもう煮込み料理によく使われます。カレーには絶対使われる事が有名ですが、ここでは各国の料理の一例を上げていきますが、正直書ききれない程多くの料理が存在します\(^-^)/

・『Picadillo_ピカディージョ』/コスタリカ共和国料理
:ピーマン・玉ねぎ・その他の野菜と・塩・胡椒・クミン・ハーブで味付けした牛肉を炒めて、出汁で煮詰めたお料理です。ライスやトルティーヤと一緒に提供されます。

国によってトマト・豆・卵・ビネガーが加えられる事もあり、味は様々です。

・『Khoresh_ホレシュ』/ イラン・イスラム共和国料理
:イラン料理における煮込み料理の総称です。ポロと呼ばれる炒めたお野菜とお米を合わせたものと一緒に提供されます。

クミンはお野菜とお肉と一緒に煮込む際に加えます。

トマトと豆を煮込んだ『ゲイメ』、ハーブと牛肉の煮込みである『ゴルメサブズイ』などがあります。

・『chili con carne_チリコンカルネ』/ アメリカ合衆国料理
:こちらは日本の飲食店でもメニューにありますね。チリコンカンとも呼ばれます。お野菜と牛肉を炒め、クミン・チリパウダー・トマト・出汁と一緒に煮詰めるお料理です。

豆を入れたらチリ・ビーンズです。トマトとスパイスの辛いトマト煮込みと覚えておくといいでしょう。簡単で美味しいです\(^-^)/

・『Locro_ロクロ』/ アンデス山脈地域
:玉ねぎと牛肉、Papa Cholaというジャガイモが入る濃厚なシチューです。クミンは煮込む時に加えられ、チリパウダー・南瓜・豆なども入る事がありかなり食べ応えのある料理になっています。

 


・蒸す

包み蒸し/焼きする時に食材とクミンパウダーを和えて香りをつけます。練り物を蒸し焼きにする場合にもタネにパウダーを練り込んだりもします。
 

・燻す

燻す前のお肉にクミンパウダーと調味料で味付けします。コリアンダーパウダーやニンニクパウダーと合わせると良いですよ♪


・茹でる

茹でる時はあまり使われませんね>_<

 

瓶の中に入っているピクルス
ピクルス


・漬ける

ピクルスを漬ける時、よりスパイシー感を出す時に加えます。分かるかな〜位にうっすら隠し味的に使うのが上手な使い方です(^-^)/


・その他

パンやクッキーに加えて焼くのがよいでしょう。香りが独特なので、忍ばせるように使うと効果的です!

クミンホールをお米と一緒に炊いてクミンライスを作り、お料理と合わせるのも良くみられます。

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熱を加えない クミン

それでは次は熱を加えないパターンです。


・マリネ

マリネする時はパウダーを使うとよいでしょう。コリアンダーパウダーやマスタードパウダー、シナモンパウダー・ナツメグパウダーでお肉をマリネするとエスニックに仕上がります。

癖の強いジビエや羊肉などに良く合いますが、香り目的で他のお肉と合わせるのもアリです!

 

様々なオイルの瓶
スパイスオイル


・漬ける

『クミンオイルの作り方の一例』

①フライパンにクミンと唐辛子(棒)を入れて弱火で煎る。
②焦げないようにフライパンをゆすりながら香りを立たせる。
③火を止めて熱が完全に取れたら、オリーブオイルに入れて2、3日経てば完成。
※オイルと一緒に香りを立たせてもよいですが、オイルの酸化が心配なのでオイルを加熱しないやり方を記載しました。

 

・和える

クミンパウダーをドレッシングや調味料に加えて料理に使います。

・クミンマヨネーズ
:ニンニクのすり下ろしとクミンパウダーを和えます。蒸し野菜や揚げ物と和えるともう最高です\(^-^)/

・クミンと人参のドレッシング
:人参と玉ねぎとも良く合います。ぜひドレッシングに加えてみてください。

 


・飾り付けとして

クミンのお花を料理の飾り付けやサラダに使う事があります♪

 

白い鉢に入れられたデュカとその構成スパイス6種
デュカ

・その他

クミンをすり鉢で粗めに砕き、天然塩と和えてクミンソルトとして利用します。

・『デュカ』 / エジプト料理
:エジプト料理で使われる複合スパイスです。基本材料はゴマ、コリアンダー、クミン、塩、コショウで、荒くすりつぶした状態で使います。舐めるとしっかりした塩味があります。

国や地方によって細かくバリエーションがあり、木の実やドライハーブも合わせられます。オードブルにかけたり、メイン料理のアクセントに使われます。

 

クミンと相性の良いコリアンダーについて『料理のプロが教えるコリアンダーの効能と使い方』で詳しく解説しておりますので、こちらも合わせてご覧ください♪

クミンはどこで買えばいい?

お近くのスーパーで大概揃います\(^-^)/ありがたいですね!オーガニックの物が良い方はこちらをどうぞ♪

 
せっかくなのでクミンに合わせられるスパイスもどうぞ♪
 
 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

圧倒的に煮込み料理で使われる事の多いクミンですが、使われ方は案外簡単で煮込む際に少し加えるだけです(^-^)/相性が良いスパイスはコリアンダーで、一緒に使うとエスニック感が強まりますね。

私はキャロットラペを作る時にフライパンで煎ったクミンを少し混ぜます。お惣菜との相性もかなり良いです♪

香りが独特ですので、頻繁に調理しているとお部屋や服に匂いがつくので注意しましょう(^^;;

数種類のホールスパイスを油で炒めて香りを立たせる事を『テンパリング』といいますが、香りを立たせる工夫の一つです。慣れてきたらこういう調理も行ってみても良いでしょう。

この記事ではクミンを使ったお料理を少しだけ紹介しましたが、まだまだたくさんあります。料理は国毎の文化、特産品、風土、信仰などで様々に変化します。料理を学ぶ時、料理の背景まで思いを巡らせると深く理解ができます。

興味がある方は掘り下げてみても良いでしょう。

色々と書きましたが、ルールに縛られずまずは使ってみる事が大事です。あなたにとってベストな組み合わせが見つかるといいですね(^^)/

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

あなたの料理ライフがより良いものになりますように♪

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